豚肉の豆知識
三元豚とは?
一般に「三元豚(さんげんとん)」とは、3種類の品種を掛け合わせた豚のことで、「三元交配豚」とも呼ばれています。3種類の品種を掛け合わせることがそれぞれの長所を活かした豚を生み出し、バランスのとれた良質な豚肉の安定供給を実現できる方法として生み出されました。
美味しい豚肉を見分けるポイント
新鮮でおいしい豚肉は、赤身部分が淡いピンク色をしています。脂肪の部分は、艶やかな白、または少し乳白色をしています。ただ、色合いは部位によって異なり、運動量の多い豚肩肉や豚モモなどはやや濃い色をしています。お肉の表面がみずみずしく、光沢があるのも特徴です。
肉に含まれる脂肪は、肉の風味を引き出す大切な要素で、美味しく食べるためには適度な脂肪が必要です。脂肪のつき方では、筋肉の中に入るものと、皮下脂肪としてつくものがあります。細かく筋肉の中に入っているものを、霜降り肉と呼びます。
適度に粘りのあるものがよい脂肪で、よい脂肪がついた豚肉は餅豚(もちぶた)と呼ばれ、香り、味ともに最高級とされています。きめとは、肉の組織の一番小さな繊維の集まりです。部位によってもきめの状態は異なりますが、肉の柔らかさをみるのに欠かせないものです。運動量の多い部分はきめも粗く、少ない部分はきめも細かく、柔らかです。